心残り

眠りにつく頃にじわじわと思い出す。悔しかったなぁ。

心残り1

小魚が水面を跳ねながら泳いでいる。突然水面が割れて水しぶきが舞い上がる。その横にルアーを送り込む。ここまでは今日何度か見た光景だった。あわてることなくゆっくりと動き出したルアーが水しぶきとともに水面下に消えていく。僕はネットを持ち水面をじっと覗き込む。群れを成した中の一匹がルアーをくわえている。デカい!と叫び手の届くところまであと数センチ。反転したお魚の口からルアーが水面に吐き出された。慌ててネットを水面下に突っ込み、届くはずがないお魚を何度もすくった。振り返ると、お魚の重みを感じたサルーダくんが“やっちまった”と悔しがっていた。

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小魚を襲う場面を何度か見た。そして共通点も見つけた。場所は岸辺にある小さな立木やアシが絡み、風と日差しが遮られた場所。タイミングさえ間違えなければきっとお魚に出会えるはず。結果、少しの迷いとタイミングのズレにより、何の反応も得ることが出来なかった。

心残り3

投げ倒した時はその余韻に浸り満足感に覆われる。そのはずだったが、今夜はズレが生じているようだ。あの時あの場所で何をどう使うべきかとアレヤコレヤが頭を駆け巡る。

心残り4

風が吹き森がざわめく。木々が擦れる音に合わせてヒグラシがゆっくりと歌いだす。そして待っていましたと言わんばかりにコーラス部隊が一斉に歌いだす。その迫力に一瞬驚くが時の変化に耳を傾ける。もう一度この歌を聞けるだろうか。

心残り5

いくつかの心残りをあの場所に置いてきた。きっとこれが釣り人の口実。次回はいつ行こうかとビール片手にルアーを眺めている。

Frankie Paul “Slow Down”

サルーダくん、次回は秋の訪れを感じにのんびりと行きましょう。ぺこり。

Ue

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残響

インターネット上では匿名性が高く相手の状態を把握することが難しい。興味という部分が先行して、いいねというボタンをクリックする。特に趣味を通じて知り合う事が多いが、インターネット上に止まりそれ以上先に進まない、進めようとしない事が多々ある。もし先に進む事があるとすれば、ごく自然な時間の流れで出会うであろうと感じている。

いつかお会いしましょう!と話してから随分と時間が流れた。そして先日久々のコンタクト。アプリの中で緩やかに流れていた時間が急に勢いを増す。僕たち的に言うならば激流に身を任せそれすらを楽しむ感じ。

ちょっと人見知りな僕は少しの緊張と旅の始まりを心待ちにしながら過ごした7月。

残響1

旅が始まった。

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うっそうとした緑に囲まれ湖面。空を見上げるとただただ大きい山々が目に飛び込んでくる。眠さに捕まり瞼が落ちると動物や虫の声が聞こえてくる。

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この場所に来れて良かったーと思いながらナバロの上で眠りにつく。

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少しのぎこちなさはあったが、緩やかな時間の流れに乗りながら、徐々に距離を縮める。

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お酒に満たされた頭の中は、朝に戻れたらいいのに という言葉が現れては消えていく。そして夜が静かに更けていく。

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喉の渇きで目が覚める。ふと手にした携帯の画面に心が奪われる。僕も水面に浮かびたいと、ロバッち。。

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お米の甘みと珈琲の苦みで体に残ったお酒が消えて行く。さてと、浮かびますかな。

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魚の重みを少しだけ感じた悔しい気持ちとそろそろ旅が終わる寂しさを感じながらもくもくとキャストを続けた。

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“みんなの事が好き”最後に聞いたこの言葉が僕の耳に残り続けている。

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また来年この写真の中に僕がいる事を想像しながら帰路につく。

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あっ、、子供と遊ぶじゃんけん効果かな。勝ってしまい申し訳ございません。なので、ガンガン使わせて頂きます。そして、皆さんのカヌーのように味が出るように使い込ませて頂きます。

誘っていただいた加藤さん、そして一緒に遊んでくれた皆さま、ありがとうございました。ぺこり。

Bitty Mclean “Make It With You”

このブログを書きながら感じた事。鳴り終えた音の響きを楽しんでいるって感じかな。

Ue

 

 

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相性

相性2

2008年10月。とある川でミーティングという名の釣りイベントが行われた。あれから約9年という時を重ねた。

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相性には “付き合ってみないことには判らない” という側面がある。もしくはゆっくりと時間をかけることで良し悪しが判断できる。

ゆっくりと時間をかけて感じたことは、一緒にいる時の心地よさ、笑いのツボが合う、ラーメンと肉が好きということ。例えば、蓮爾の麺や雷の渦巻き叉焼とかね。

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9年間で何度も同船をした。釣り上げたお魚はこの川で3匹のみ。この川は相性が良いと捉える三中コンビは、老いとともに若干ポンコツ気味(笑)

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前回はバッテリー切れでランチタイムに間に合わず、今回は店主不在。しす○亭とは相性が良くないのか、冷やし中華はまたもやお預け。

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“来週岡さんとご飯食べるけどどう?” と誘われ訪れたワインダイニング ムブ。お酒がすすみ会話が弾み箸が出遅れたパイセン。 “あれ、さっき頼んだ肉が無いな” と呟いた。僕と肉の相性が良かったみたいでペロリと食べてしまったのは内緒のお話。

Big Belly Man “Admiral Bailey”

そろそろお魚とダンスをしたい季節ですな。

Ue

 

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うつろい

どこかの国では澄み切った青空に映る飛行機雲を人々が希望の眼差しで見つめていたという。僕はそこまで深く思い考えて見つめていたわけではない。ただ、今日の釣りを少しだけ振り返っていた。

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空を二分していた飛行機雲を見ていると距離と壁という言葉が頭に浮かぶ。くっきりと描かれた直線は時の経過とともに形を変えながらゆっくりと消えて行く。

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前回は挨拶程度の釣り。だからまだ少し距離がある。一緒の船に乗ることで、測ることのできない距離が変化して行く。その変化はとてもゆっくりとしたもの。言葉で例えるならうつろいかな。

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僕にとっての壁は釣れないってやーつ。昔は壁を乗り越えまた次に進んでいた。今はどうか。釣れない壁をも楽しんでいる。そうすると、たまに壁も崩れる事がある。

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1月の釣行で呪いをかけられた(笑)その呪いは6ヶ月後に解けるとのこと。今日はちょうどそんなタイミング。遅ればせながら僕にも春が来たみたい。日差しは真夏でしたが。

距離の縮め方はさまざま。会話だったり、ちょっとした気遣いだったり。僕は若い2人の背中を見ながら、程よく距離が縮まったと感じた。だからこそ出会えたお魚かな。

うつ8

鮭と釣り人は上流が好き。その代償はバッテリー切れ。皆で仲良く手漕ぎを楽しむ。いや、合宿だったね。

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何年か前にJFLCCで会ってからゆっくりと距離を縮めて来た。なので、こんな時に連絡が出来る仲になった。バッテリー有難うございました。ぺこり。

あっ、酒々井近辺で食事をするなら、しすい亭でご飯を召し上がれー!メンコロがオススメです。

うつ12

しすい亭ランチを逃した僕達は手漕ぎで疲れ切った心と体に少し濃い目のスープをゆっくりと染み込ませる。至福のひととき。

うつ13

午後の部は時間も無いので近場の水辺にプカリと浮かぶ。日差しを遮る風裏のシェード、満水でクリアな水、出る気しかしないと雰囲気に飲み込まれた僕達は無言でキャストを続ける。何度か“しゃべれよ”と三村ばりのツッコミを入れながら時間だけが過ぎて行く。うっすらと闇が訪れストップフィッシング。もう少し釣りを続けたかったけど、楽しみは次回に残しておくもの。またゆっくりと遊びに行きましょう。

うつろいという言葉は変化の過程を表している。僕的にはゆっくりと時間かけ変化していく様。進んでは下がり下がっては進む。書き終えるまでに時間が掛かる僕のブログのようにね。

Frankie Paul “Slow Down”

Ue

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4月の終わりは散りゆく桜を惜しむ風と新緑の香りをはこぶ風が吹く。その風に心が洗われとても新鮮な気持ちになる。そして心から釣りを楽しむ。

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初バスの期待をはこぶ風が吹く

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会話のリズムを作るやわらかい風が吹く

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食欲を満たすしすいの風が吹く

風7

冬の名残を残す冷たい風が吹く

風8

ブジュ、僕への追い風はいつ吹くと思う?

Buju Banton “Not an easy Road”

オカさん、ユーマックさん、次回は街中の渓谷に遊びに行きましょう。平賀さん、イギリスのうなぎでワンバイト頂きました。ぺこり。

Ue

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適合

環境に適合するという壁にぶつかり立ち止まっている。

新しい保育園に行かないと言う。富士山を見ることが出来なくなった登園中の自転車では会話が少なくなった。保育園に着くと今にも泣き出しそうな顔でゆっくりと階段を上がる。別れ際を感じると我慢の限界で涙が溢れ出る。そして泣きじゃくる。

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環境に適合するために少しずつ壁を乗り越え始めた。

久しぶりに聞いたお友達の名前。黒めがねと先生の特徴を見つけた。泣きながらハイタッチとバイバイをする。にんまりと笑い保育園楽しかったと強がる。そしてお気に入りの歌を大声で歌う。

カントリーロード

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緑色が残る咲き始め。赤色に変わる散り始め。花吹雪を演出するかのように強く吹く風。桜の散りゆく姿はとっても素敵。

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暖かな日差しで春の訪れを感じる事は出来たが、春の釣りという環境に全く適合出来なかった。ってか夏!?

ランガンで春のデカバスを狙う人。ポイントに張り付く人。風裏に集まる人。人、人、人。釣り人に翻弄されたと言い訳をした自分が情けない。

自身のブログを読み返し大事な事を思い出す。確率をあげる為のエリアとルアー選択。そしてタイミングを捉えるため準備。今日すべきだった事をゆっくりと整理していくと、少しずつ答えが見えて来た。

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次回の釣行ではまた少し環境が変化している。その変化した環境に適合して久々にお魚さんに挨拶をしたい。サルーダくん、またゆっくり行きましょう!

Ue

 

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囲む

現代社会では様々な事情があり家族で食事をする機会が少なくなってきている。家族で食卓を囲むということは絆を深め、食事を心から楽しむことだとあらためて感じている。

囲む1夜空が徐々に朝焼けに囲まれる。

囲む2青色に囲まれた湖。

囲む3立ち木に囲まれた幻想的な世界。

囲む4囲む5集合時間や場所を決めたわけではなくいつの間にかに囲み合う。

囲む6笑顔で食卓を囲む。

囲む7僕たちは釣りという遊びを通じて、様々なものを囲みながら絆を深めあっているのかもね。にしても、そろそろお魚に囲まれたい。

Tony Tuff “The First Time I Met You”

ヒロシくん&初めましてのアキラくん、次回はサンケツしましょう。ベイベー、また釣れないに案内しますよ。ゲン、年に一度は一緒に浮かびましょう。

囲む8もう少し暖かくなってから水面デートしますかなぁ。

Ue

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